青少年委員会

青少年委員会 議事概要

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第286回-2026年1月27日

視聴者からの意見について…など

2026年1月27日、第286回青少年委員会を千代田放送会館で開催し、吉永みち子委員長をはじめ7人の委員全員が出席しました。
議事では、12月後半から1月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
1月の中高生モニター報告のテーマは「年末年始に視聴したスペシャル番組について」でした。
委員会ではこれらの視聴者意見や中高生モニター報告について議論しました。
最後に今後の予定について確認しました。

議事の詳細

日時
2026年1月27日(火)午後4時00分~午後6時00分
放送倫理・番組向上機構 (千代田放送会館)
議題
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
今後の予定について
出席者
吉永みち子委員長、飯田豊副委員長、池田雅子委員、佐々木輝美委員
沢井佳子委員、髙橋聡美委員、山縣文治委員

視聴者からの意見について

12月後半から1月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
週末の報道番組の年末特集で、岩手県内のマタギのグループが山に入って、個体数が増えすぎたクマを駆除する活動をリポートしたところ、視聴者から「大木の洞にいたクマを見つけて猟銃で撃つ。私は動物が大好きで、その動物が殺される瞬間の音を聞くとは思わなかった。子どもたちも見ているのにちょっと不謹慎だと思う」などの意見がありました。
担当の委員は「冬ごもりしているクマを撃つシーンを放送する必要があったのかなと思う一方で、冬の時期にもこうした活動に取り組んでいることを報道するのも大切だ。発砲シーンの直前に『銃声が流れます』などのテロップがあってもよかっただろう」と報告しました。
バラエティー番組で、芸人の顔にローラーでインクを塗り、紙を当てて“顔形”を取ることを小学生にもやらせました。担当委員は「子どもが真似するからやめてほしいという意見がよくあるが、子どもはそんなにたやすく真似するほど“子どもっぽくない”ので、許容できるだろう」との見方を示しました。
これらの番組ついて、ほかの委員からは特段の意見はありませんでした。このほかに大きな議論になる番組はなく、「討論」に進むものはありませんでした。

中高生モニター報告について

1月のテーマは「年末年始に視聴したスペシャル番組について」で、26人から合わせて20番組の報告がありました。視聴方法は、リアルタイム視聴・聴取が23人(うち録画併用が2人)、アプリ(TVer、NHK ONEなど)やオンデマンドを利用したタイムフリー視聴が1人、録画視聴が2人でした。他の月と比較して、リアルタイムで視聴・聴取したモニターが圧倒的に多いのが特徴的でした。複数のモニターが取り上げたテレビ番組は『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)と『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)の2つです。この他、バラエティー番組や音楽番組に関する感想が多く届きました。
「自由記述」にはテーマに関する意見のほか、放送内容全般に関する要望や特定の番組に対する意見、BPOに関する意見などが複数寄せられました。
「青少年へのおすすめ番組」では『第102回箱根駅伝 往路』(日本テレビ)に7人から、『星野源と松重豊のおともだち』(NHK総合)に4人から、『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)に3人から、『カギダンススタジアム2025大晦日』と『119エマージェンシーコール 2026 YOKOHAMA BLACKOUT』(いずれもフジテレビ)にそれぞれ2人から感想が届いています。

◆モニター報告より◆

【年末年始に視聴したスペシャル番組について】

  • 『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)
    • 祖母にとっては知らないアーティストばかりだったけれど、煌びやかな衣装やダンスを楽しんでいました。僕の知らない歌手が出てくると祖母や母が当時の思い出を語ってくれて、飽きることなく最後まで楽しめました。ただ特別企画が多くてなぜその人が特別なのかよくわかりませんでした。(中学1年・男子・大分)
    • 東京の祖父母の家で、毎年見ている紅白を今年も家族で見ました。前半は今年流行した曲、後半は年上の世代向けという印象でしたが、若い世代は後半をあまり楽しめず、逆に上の世代は前半を楽しめないと思いました。交互にすると多くの人が長く楽しめて良いと思います。(中学2年・男子・群馬)
    • テレビ番組に減多に出演しない米津玄師さんの「IRIS OUT」を楽しみにしていました。1度しか放送されないのはもったいないと思っていたのですが、米津さんのYouTubeチャンネルで公開されていました。紅白の映像を気軽に見ることができるのは嬉しいです。(中学3年・男子・東京)
    • 特に印象に残ったのは大トリのMrs. GREEN APPLEのパフォーマンスで「GOOD DAY」を紅白で聞くことができて嬉しかったです。年末は紅白のような、その年のことを振り返られる番組を視聴したいと思います。(高校1年・男子・神奈川)
    • AKB48の卒業メンバーを紅白の舞台で見ることができてとても嬉しかった。保育園の発表会で踊ったので懐かしい気持ちになり、家族との会話が盛り上がった。毎回23時45分に放送が終わるが、出演者と一緒に年越しもしたいので、24時まで番組を続けてほしい。(高校1年・女子・岡山)
    • M!LKの佐野勇人さんが歌う前に「ばあちゃん見てる~?」と言ったのが印象的で、老若男女すべての世代が見る番組だと改めて感じました。今年は大御所のアーティストのバックでアイドルが踊る演出が多く、世代を超えて楽しめるし、大御所への敬意もあっていいなと思います。(高校2年・女子・東京)
    • けん玉企画やドミノチャレンジは、音楽を聴きながら視聴者も一緒に参加しているような気持ちになれてとても良いと思います。ダイアンさんの副音声は普段とは違った楽しみ方ができておもしろかったです。(高校3年・女子・広島)
  • 『輝く!日本レコード大賞』(TBSテレビ)
    放送前から「Mrs. GREEN APPLEの3連覇なるか」と注目されていて、ちょっと匂わせっぽいと思っていました。大賞はミセスの「ダーリン」が受賞しましたが、優秀作品賞にノミネートされた曲のパフォーマンスはどれもすばらしかったです。(中学2年・女子・千葉)

  • 『SASUKE』(TBSテレビ)
    毎年楽しみにしています。「テレビだからできる!」というスケールの大きさで、一般人にも夢のような機会を与えてくれていて大好きです。よくぞこんな難関な障害物を設計したものだと制作スタッフに感心するし、この障害物に挑むために日々努力し続けている選手たちに感動します。また興奮度が増す実況も最高です。日本が誇る最高のスポーツ番組だと思います。(中学3年・男子・大分)

  • 『さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろか31周年SP』(TBSテレビ)
    テレビ番組が人を幸せな気持ちにする力を改めて感じました。出演者の人生や想いまで大切に扱っているところはこの番組ならではの温かさだと思いました。また、この番組は誰も不幸にならないところも魅力だと思います。他人と比べて競わせたり誰かを傷つけたりすることがなく、みんなが前向きな気持ちになれる内容でした。(高校1年・女子・熊本)

  • 『マツコの知らない世界 新春SP』(TBSテレビ)
    年末年始のテレビはお祭り感に力を入れすぎで、正直あまり見てみたいと思わない番組が多いところ、いつもの番組として楽しめそうだったので視聴しました。「歌舞伎女方の世界」でVTRが流れる度に坂東玉三郎さんが「これは見られたくない」「自分では満足のいかない芝居だった」と言う時にマツコさんがフォローしていたのが印象的でした。(高校3年・男子・福島)

  • 『笑いの王者が大結集!ドリーム東西ネタ合戦2026』(TBSテレビ)
    さらば青春の光のネタは、「セク鉄」と称するボケ役の演技がとてもユニークで個人的には面白いと思いながら見た。後日、Xで「このネタは痴漢を笑いのネタとして軽く扱っていて不快である」と主張する女性の投稿が話題を集めていたが、あくまでこれは漫才の中での話であり、またツッコミ役の駅員は「痴漢は犯罪だ」と指摘しており、内容としても犯罪を肯定するようなものではなかったと感じた。さらに放送時間も分別のつかない小さな子どもは既に寝ているであろう時間で、フィクションと現実を区別できる大人が視聴する分には差し支えないと思った。このような批判的意見が多数寄せられれば、彼らのようなネタは地上波では見られなくなってしまうかもしれない。私個人としては、犯罪を犯罪としてはっきりと伝えることと、放送する時間帯を選ぶことが守られれば、このような多少グレーな内容の番組があってもいいと思った。また視聴した全ての人が楽しめる番組というのは現実的に不可能なので、フィクションの中でどこまでの発言や描写をテレビが許容するかは難しい問題だと感じた。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『上田と女が吠える夜~インターナショナル第2弾~』(日本テレビ)
    海外の女性30人を招いてそれぞれの国の特徴や文化について語り合うというテーマに惹かれました。外国人はとにかくみんなノリが良くて面白くて、笑いが止まりませんでした。海外にはこんな制度がある、こんなことを日常的にやっているなど、良さも悪さもリアルに聞くことができて、海外に行きたいという気持ちがこれまでよりずっと強くなりました。この番組は私の将来の夢が大きく動くきっかけになりました。(中学2年・女子・東京)

  • 『世界の果てまでイッテQ!超豪華SP』(日本テレビ)
    「出川女子会inドバイ」の企画で、出川哲朗さんが「(鷹が)仮に自分のところに来ちゃってトマトジュース(血)が出ちゃった場合はすぐ飲むように」と言っていて、テレビで血のことを言えないからか「トマトジュース」と表現していたのがおもしろかったです。(中学1年・男子・福島)

  • 『ヒロミが解決!八王子リホーム 大晦日SP』(日本テレビ)
    台風で倒壊した相撲教室とその準備室の立て直しだったが、すごかったのはヒロミさんの配慮だ。相撲教室の丸太を丈夫なものに変え、土俵の土も大相撲で使われているものと同じにし、また再び台風で倒れないように風通しを良くするといった工夫もしていた。人のためを思って工夫を加えるのはすごく難しいと思うので、まさに「大工の鑑」だと思った。これからもヒロミさんの活躍を見たい。(中学3年・女子・山梨)

  • 『発表!今年イチバン聴いた歌~ミュージックアワード2025~』(日本テレビ)
    歌を紹介するときに画面の左側にその楽曲の説明が表示されていて、どんな曲なのか分かりやすかった。海外で聴かれた曲のランキングなどいろいろ混ざっていて、飽きずに見ることができてすばらしい工夫だと思った。ドラマやアニメ、映画など、いろいろなエンタメのランキングを発表する番組が見たい。(高校3年・女子・徳島)

  • 『第102回箱根駅伝/往路・復路』(日本テレビ)
    実況の興奮冷めやらぬ声にこちらも聞き入ってしまいます。実況は全て男性アナウンサーで、女性アナウンサーはチェックポイントに数名いましたが、やはり男性の声のほうが迫力や勢いを感じます。またなぜこれだけ盛り上がり感動を生むのかというと、選手一人ひとりの人生とドラマ、仲間を思う気持ち、そして母校の誇りと名誉をかけた戦いが画面を通して伝わってくるからだと思います。(高校2年・女子・熊本)

  • 『アメトーーク年末6時間SP』(テレビ朝日)
    運動神経悪い芸人がスポーツをする企画を楽しみにしていました。「ホントにこんな運動神経が悪い人がいるのか?」とずっと思っていましたが、とても面白かったので良しとします。けれど今日Threadを見たら「あれはヤラセだ。運動神経が悪いように見せかけていて、他の番組だと普通だった」という投稿を見て、納得した自分がいました。(高校3年・男子・神奈川)

  • 『ザワつく!大晦日SP』(テレビ朝日)
    番組の内容よりもザワつくメンバーとゲストが織りなす会話がおもしろいです。いつもSPは長いと感じますが、大晦日はどこも特別番組放送なので、大晦日だなと実感しました。テレビは家族で視聴すると楽しさが増します。誰かと笑い合えると面白さが増します。すごい発明です。(高校3年・女子・長崎)

  • 『新しいカギ年越し生放送SP!「カギダンススタジアム2025大晦日」』(フジテレビ)
    わたし自身も高校でダンス部に所属しているので、同じ年の子たちが一生懸命ダンスに向き合う姿に心打たれた。特に3回目の挑戦となった秋山寛貴(ハナコ)×三重高等学校のダンスでは、前回のリベンジに懸ける想いや本気度がひしひしと伝わってきたし、ストーリー性のある素敵なパフォーマンスにとても惹かれた。(高校2年・女子・東京)

  • 『AI実験バラエティー シンギュラ』(フジテレビ)
    元々はAIにあまり関心がありませんが、テーマが斬新で興味をひかれました。「AIを使ってこんなにテレビが面白くなるのか!」という感じで、新しさも感じつつテレビとしての面白さもきちんと成立していました。若林正恭さん(オードリー)が「最初、この番組をなめていた」と言っていましたが、私もまさにそのような感じで、こんなに大笑いするとは思いませんでした。(中学1年・女子・東京)

  • 『BABA抜き最弱王決定戦 2026新春SP』(フジテレビ)
    『VS嵐』(フジテレビ)の「BABA嵐」の頃からとても面白く、見ていると家族とババ抜きをやりたくなる。またゲストが毎年豪華で飽きないし、実力派俳優や芸人が演技しようとしてもできなくて笑ってしまう感じがとてもよく、見ている私たちも心が温まる。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『M―1グランプリ』(朝日放送テレビ)
    私はお笑いが大好きで特に漫才が一番好きなので、インスタグラムで番組の公式アカウントをフォローして毎回戦ごとに勝ち進んだ芸人さんをチェックしていました。史上初の2連覇を果たした令和ロマンが出場しないので物足りない気がしていましたが、全然そんなことはなくて、今回のファイナリストも最高に面白かったです。(高校2年・女子・東京)

  • 『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)
    • 番組史上最高の総額102億円の八重奏の実現には、使用の交渉に3年かかった楽器もあるとのことで、朝日放送テレビはこの番組にとても力を入れていると思った。一般人も格付けチェックを体験できる施設があればぜひ行きたい。(中学2年・男子・東京)
    • 司会の浜田雅功さんの進行が秀逸で、大御所の芸能人にもどんどんツッコミを入れるのが爽快で面白いです。みんなで予想しながら視聴するので自然と家族団らんが深まり、家でゆっくりする年始にぴったりだと思います。また格付けチェックにおいてGACKTさんの存在はとても大きく、いつも感心しながら見ています。自らの資産をふんだんに使って日頃から良いものに触れているからこそ、番組内で結果を残せているのだと思います。(高校1年・女子・愛媛)
  • 『フットンダ王決定戦2026』(中京テレビ)
    生放送を感じさせないタカ&トシのスムーズな進行がとても良い。トシさんのツッコミがあって成立する解答があり面白かった。ただ生放送の裏で進行していた「ワイルドカード選考会」の同時配信について、番組本編での一瞬の告知を見逃してしまい配信を知らなかったので残念に思った。画面の隅に告知を表示し続けてほしかった。(高校1年・女子・秋田)

  • 『カーナビラジオ午後一番!「カーナビ紅白歌合戦!」』(北海道放送)
    毎週(月)~(木)の12~16時に北海道で生放送されている情報バラエティー番組で、「カーナビ紅白歌合戦」は今年で27回目の放送です。以前はスタジオ観戦者を募集し、公開放送でラジオとライブカメラで動画配信し、また深夜帯に北海道放送のテレビでも放送されるなどスペシャル感満載で盛り上がっていましたが、現在はラジオと有料配信のみになってしまいました。見せる演出が多く、司会のYASUさんも視覚を煽るトークをします。有料動画配信がメインでラジオはおまけ、そんな印象を持ちました。番組中も「動画配信登録をしてください」と何度も呼びかけていました。ラジオ番組なのに有料配信をメインにした進行は腑に落ちず、本末転倒だと思いました。(中学3年・男子・北海道)

【自由記述】

<テーマに関する意見>

  • 大晦日や正月には、特別番組ではなくていつも放送している番組のSP版が見たい。(中学1年・男子・福島)

  • 3時間も4時間もある番組はたとえゲストが豪華でも飽きてしまいます。グルメやお笑い、旅番組はありきたりで新しさを感じません。できるなら最新の映画の話題作が見たいです。(中学3年・男子・大分)

  • 年末は昭和を振り返る番組が多かったが、私たち中高生にとってはなじみがなく楽しめなかった。幅広い世代が楽しめるように工夫するといいと思った。(高校3年・女子・徳島)

  • 年末年始は番組内で紙吹雪が出ることが多いが、視聴者がリモコンなどで選んだ紙吹雪が会場で反映されると楽しいと思う。(高校1年・女子・岡山)

  • 年末年始は特にテレビを見る機会が多くて、各テレビ局のやる気を感じました。個人的には『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ)の「笑ってはいけないシリーズ」や、STARTO ENTERTAINMENTのカウントダウンライブの放送が復活すると、年末年始らしさをより感じられて嬉しいと思います。(高校3年・女子・広島)

<放送内容全般に関する意見>

  • 音楽番組を動画サービスに対抗してつくるなら、バラエティーなどテレビ特有の要素をもっと混ぜないと人気が出ないのではないでしょうか。(中学2年・男子・群馬)

  • 最近の生放送の音楽番組は、カメラワークが少し悪いと感じる。録画してある2018~2019年あたりまでの音楽番組は安心して見ていられるが、最近では同じ人しか映らなかったりボケていたりズームしすぎていたりと、見ていて気になることが多い。(高校2年・女子・埼玉)

  • 海外で放送しているバラエティー番組に興味があるので、日本のテレビでも見られるようにしてほしいです。日本よりも過激な演出や大胆な企画が見られそうで気になります。(中学2年・女子・東京)

  • 「昭和のすごいCM」「令和じゃありえない昭和の常識」といったテーマの番組をよく視聴していたが、どれを見ても取り上げているものが同じだと感じる。ゲストも同じ芸能人になりがちで、同じ人が同じ映像で驚いている場面は大げさだと感じる。(高校1年・女子・秋田)

<特定の番組に関する意見>

  • 『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)は途中で進行が途絶えてしまって無言の時間が何度かありましたが、司会者がその時間をつなぐ様子もなかったのですごく気になりました。生放送にはトラブルがつきものだとはわかっていますが、せめて雑談などでつなごうとする姿を見せてくれたらよいのになあと思いました。(高校1年・女子・愛媛)

  • 『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の出演者について、海外のグループの一人がSNSで「キノコ雲」を連想させるようなことを呟いたが、その参加者を辞退させないNHKは問題だと思った。MCの綾瀬はるかさんと有吉弘行さんは広島出身で、そのグループの歌唱後に何も言えなかったのは不快感の象徴であろう。日本の最後を締めくくる大事な番組なのに、日本の被害を軽視するような発言をした人は日本の番組に参加しないでほしいと思った。(中学3年・女子・山梨)

  • 将来の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)について、①多様性の面から男でも女でもない「桃組」が存在、②あらかじめ自分が聴きたい歌手を選択して聴く「セレクト紅白」、などはいかがでしょうか。(高校2年・女子・熊本)

  • 『報道の日2025』(TBSテレビ)では小さい頃に起きたニュースも取り上げられていて、詳細が分からなかったニュースの詳しい背景を知ることができました。年末の報道特別番組は1年を振り返る上でも良いと思います。(中学3年・男子・東京)

  • 『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ)での粗品(霜降り明星)の審査員コメントは、場の空気を気にせず厳しい率直な意見を言っていた点が良かったと思う。賞レース番組には、正直で的確なアドバイスをはっきり伝えられる審査員がいいと思う。(中学2年・男子・東京)

  • 『歌唱王~全日本歌唱力選手権~』(日本テレビ)で、歌い始める前に出場者の背景を紹介したのがすごく良かったです。またカラオケの機械ではなく人間が採点していたことにも好感を持ちました。ただ優勝者に曲を提供する秋元康さんが採点者にいたのには少し不満が残りました。秋元さんははじめから優勝した男の子にしか曲を作る気がないように見えたので、もし他の人が優勝したらどうするのだろうと思いました。(高校2年・女子・東京)

  • 1月13日に放送した『報道ステーション』(テレビ朝日)は、久米宏さんの訃報を受けて『ニュースステーション』(テレビ朝日・~2004年)のOPで番組を開始し、放送時間の大半を追悼特集に費やしていて素晴らしいと思いました。どれだけ偉大な方だったのかが一目で分かる構成で、いい番組を通り越していい会社(放送局)だなと思いました。(高校3年・男子・福島)

  • 『地元検証バラエティ 福岡くん。』(福岡放送)を長崎でも作ってほしいです。石原良純さんが放送に加わるとおもしろいと思います。(高校3年・女子・長崎)

<BPOに関する意見>

  • BPOに対する世間の認識が気になっている。先日Xで、BPOのウェブサイトに掲載されていた視聴者意見についてのポストが1万イイね!を超えるほど話題になっていたが、X上では「BPOが番組内容に肯定的な意見を発表するとは珍しい」「コンプライアンス上の問題を指摘されがちな特撮番組はBPOと和解したのか」といった意見が数多く見られた。つまり視聴者個人ではなくBPOという組織の意見だと認識している人が少なくないということだ。視聴者の意見を番組制作側に届ける役割も持つBPOとその仕組みについて、XをはじめとするSNS上でももう少し広まってほしい。(高校2年・女子・神奈川)

【青少年へのおすすめ番組】

  • 『星野源と松重豊のおともだち』(NHK総合)
    • こういうまったりした番組を週の中日の夜に放送すると、ゆっくりとした時間を過ごせるのでいいと思いました。(中学3年・男子・東京)
    • 2人の何気ない会話を視聴者にも理解しやすいように、下の方に補足が表示されているのは良いと思う。(高校3年・女子・徳島)
  • 『第102回箱根駅伝 往路』(日本テレビ)
    • 箱根駅伝の中継に何台のカメラが使われているのかが疑問です。バイクやヘリコプターなどいたるところで撮影してくれるので臨場感があるし、分かりやすい実況解説や選手の情報などで視聴者が飽きないように工夫してくれて、自分も疑似体験している気分になれました。(中学1年・男子・大分)
    • 芦ノ湖の往路ゴール地点で実際に観戦したことが何回かありますが、人が密集してインターネットが全く使えないので、順位の変動や駆け引きを知ることができませんでした。今回テレビで視聴して選手の表情やレース展開も楽しむことができ、また実況や解説も分かりやすく、これまで知らなかった箱根駅伝についても知ることができました。テレビで観戦する魅力に改めて気づきました。(高校1年・男子・神奈川)
    • 画面に映る文字情報が多すぎて少し分かりにくいと感じる場面がありました。(高校1年・女子・熊本)
  • 『新しいカギ年越し生放送SP!「カギダンススタジアム2025大晦日」』(フジテレビ)
    演技中に表示される画面下の動画風バーが見やすく分かりやすかった。各高校のダンスはエネルギーにあふれていて引き込まれたが、カギメンバーが主役で高校生たちが脇役のように感じたため、高校生中心で踊るパートも見たかった。また採点集計待ちの間、ゲストが感想を語っている途中で鳴るチャイム音(集計が終わった合図)に驚いてしまった。コメントを遮るようにも感じるし視聴者にとっては不要な音だと思った。(高校1年・女子・秋田)

  • 『119エマージェンシーコール 2026 YOKOHAMA BLACKOUT』(フジテレビ)
    昨年放送されたドラマを視聴していたので、今回特別番組を放送すると知って視聴しました。消防署の通信指令センターの役割や、命の危険と隣り合わせの現場について知ることができる良い機会になり、特に年末年始の時期に放送される意味を感じました。(高校3年・女子・広島)

  • 『世界の給与明細』(テレビ東京)
    藤本美貴さんの話し方は笑顔で明るくて、イントネーションも分かりやすいです。その雰囲気が他の出演者にも伝染し、にこやかに番組が進んでいくように感じます。(高校3年・女子・長崎)

  • 『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)
    • GACKTさんの個人連勝が続き、ヤラセだと感じるようになりました。最近は同じ人が正解するケースが多く、違和感があります。FRUITS ZIPPERなどの新しいアイドルが出演するのは良いと思います。(中学1年・女子・東京)
    • 出演者が間違うことを笑うところは、僕には受け入れがたいです。「一流でなければいけない」と人を優劣で判断するところも抵抗があります。正解と不正解の違いをもっと丁寧に解説して、次の機会に活かせるようにすべきだと思います。(中学3年・男子・大分)
  • 『ホクレンミライスマイルpresents となりのヒーロー』(北海道文化放送)
    主人公2人へのサプライズ演出が月並みで感動が薄かったです。北海道出身ではない2人がなぜ北海道を舞台に仕事をすることになったのかもう少し掘り下げてほしかったと、物足りなさが残りました。(中学3年・男子・北海道)

  • 『発見!みちのくウラガワ図鑑 ~それ、ただの〇〇にあらず~』(福島放送)
    青森にあるコンビニに生け簀が置いてあることにとても驚いた。わらびもちは良質なわらび粉を使っているからなのか美味しそうだった。(中学1年・男子・福島)

  • 『まいど!ジャーニィ~「2026新春スポーツ大会」』(BSフジ)
    7~8年ぶりに視聴しましたが、メンバー一人一人のポジションがはっきりしない上にかぶっている印象を持ちました。当時は天然なボケ担当や、お笑い芸人のようなツッコミ担当、成長担当がいましたが、今はボケが渋滞していてゲストの芸人さんが対応しきれないように感じました。(高校2年・女子・東京)

  • 『パンサー尾形のどんぶり旅 ~ニッポンのうまい!にサンキュー~』(BS10)
    いろいろなどんぶりのお店を探して紹介する番組かと思いましたが、実際にどんぶりの紹介時間は5分ほどで、地域の名所探訪が主でした。オープニングからずっと尾形さんが丼を持って取材していて、お話を聞く相手にも失礼なのではと思う場面もあったので、ワッペンなどでアピールするといいと思いました。どんぶりの紹介もあと1~2軒ほしかったです。(高校2年・女子・熊本)

◆委員のコメント◆

【年末年始に視聴したスペシャル番組について】

  • 『SASUKE』(TBSテレビ)を視聴した中学3年生のモニターは、テレビのスケール感がYouTubeなどと違って良いと評価しているようだ。

  • 『マツコの知らない世界 新春SP』(TBSテレビ)を見た高校3年生から「いつもの番組として楽しめそうだったので視聴した」と報告があり、また別の中学1年生のモニターの自由記述にも「特別番組ではなくて、いつも放送している番組のSP版が見たい」とあった。年末年始は時間的な余裕があり、テレビ離れしている層にテレビに回帰してもらう重要なチャンスかもしれないので、あえて通常の番組をきちんと見せるのもよいと思う。

  • 『上田と女が吠える夜~インターナショナル第2弾~』(日本テレビ)を見た中学2年生のモニターから「この番組は私の将来の夢が大きく動くきっかけになりました」という報告があったが、ここまで中学生に言わせる番組はなかなかない。すごいことだと思う。

  • 『ヒロミが解決!八王子リホーム 大晦日SP』(日本テレビ)に関する中学3年生の報告に「人のためを思って工夫を加えるのはすごく難しいと思う」とあった。利他性(自分の利益よりも他者の幸福や利益を優先し、助けようとする性質や行動)は若者や青少年にどんどん見せたいと思うので、この番組のいいところを捉えて注目してくれたのは良いと思う。

  • 『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)を視聴した中学2年生のモニターが楽器使用の交渉に3年かかったことに注目していたが、やはり“番組制作の秘話”といった情報に興味を持つのだと思った。

【自由記述について】

  • 高校3年生から「笑ってはいけないシリーズ」や(現)STARTO ENTERTAINMENTのカウントダウンライブの復活を求める報告があったが、このあたりが2010年代のテレビ/芸能界の円熟期を象徴する番組として歴史化されているのを感じる。

  • 『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)について中学3年生のモニターが、NHKが海外のグループを出場させたことに対してきわめて批判的な意見を述べていたが、果たしてこの意見の前提となった情報が正しいのかは大変疑問だ。憎悪を煽るネット情報はいっぱい溢れていたが、本当に日本の被害を軽視するような発言をしたのかなど、事実が何かをきちんと確認しなければならない。例えば新聞などにはこの点はどう書いてあったのか、NHKはなぜ出場させる判断をしたのかなど、中学3年生ではあるが、そういったところにも目を向けて考えてほしいと思う。

  • 『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ)を視聴した中学2年生から「賞レース番組には、正直で的確なアドバイスをはっきり伝えられる審査員がいい」との感想があった。過去にはバラエティー番組の辛口コメントがSNS上で炎上したこともあるが、こういった番組はそのコメント自体が見せ場であるので、「審査は辛口で言いますよ」という“お約束”が伝わっている例なのだろうと思う。

  • 高校3年生のモニターが、久米宏氏の追悼特集を放送した『報道ステーション』(テレビ朝日)について「いい番組を通り越していい会社(放送局)だと思った」と報告していた。今のSNSの反応を見ていても、番組1つで良い評価を得られることも確かにあるが、裏を返せば、番組1つで放送局全体が見限られたりすることもあるわけで、ちょっと怖さを感じる。昔からステーションイメージについての調査はあるが、従来はそれなりにたくさんの番組を見て総合的に好き嫌いを判断していたと思うが、今は(テレビ離れの影響で)少ないサンプルで放送局のイメージが左右されている可能性があると思う。

  • BPOに対する世間の認識について高校2年生の報告を読んで、BPOが番組に対していつも否定的な意見を言っているイメージがあるのだと分かった。私たち青少年委員会を若い人たちにどう知ってもらうか、そのためにどう工夫していくかについては、今後のテーマになるだろうと思う。

【青少年へのおすすめ番組について】

  • 『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)について中学3年生から「正解と不正解の違いを丁寧に解説して次の機会に活かせるようにすべき」と報告があった。エンターテインメント系の番組であっても「へー」といった学びがあると視聴者は次回も見るのだろうという鋭い指摘だと思う。

今後の予定について

次回は2026年2月24日(火)に千代田放送会館で定例委員会を開催します。

以上

委員長コメント一覧