2025年10月に視聴者から寄せられた意見
自民党総裁選とその後の連立協議、高市政権誕生をめぐる報道に意見が寄せられました。
2025年10月にBPOに寄せられた意見の総数は、3,206件で、先月から1,049件増加しました。
意見のアクセス方法は、ウェブ 89.0% 電話 10.4% 郵便・FAX 0.6%
男女別は、男性 53.2% 女性 26.3% 無回答 20.6%で、世代別では10代 1.8% 20代 10.2% 30代 20.5% 40代 23.6% 50代 19.0% 60代 9.6% 70歳以上 2.7%
視聴者意見のうち個別の番組や放送局に対するものは当該局へ個別に送付します。10月の個別送付先は36局で意見数は1,342件でした。放送全般に対する意見は201件でその中から13件を選び会員社すべてに送りました。
意見概要
番組に関する意見
自民党総裁選、連立を模索するその後の政局、誕生した高市政権についての報道に多くの意見が寄せられました。ラジオに関する意見は63件、CMについては10件でした。
青少年に関する意見
10月中に青少年委員会に寄せられた意見は127件で、前月から64件増加しました。
今月は「要望・提言」が96件と最も多く、次いで「表現・演出」の17件、「報道・情報」の8件などが続きました。
意見抜粋
番組に関する意見
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自民党総裁選の結果が出たが、テレビ・新聞・雑誌などの予想はことごとく外れたと言っても過言ではなかろう。テレビの報道はあてにならないという感覚を持つ人が増えるのではないか。テレビは視聴者のほうを見ているのだろうか。
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自民党新総裁の就任会見について発言内容の一部を切り取って批判する番組があった。一部分の言葉遣いをとらえて批判するだけではなく会見全般を通しての解説や論評を聞きたいと思った。
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自民党新総裁の囲み取材の際の「支持率下げてやる」発言問題では報道関係者の倫理観が問われたのだと思う。日夜取材にあたっている記者たちがおごった考えを持たないよう願っている。
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討論番組の中で司会が自民党新総裁について「死んでしまえ、と言えばいい」と発言した。政治批判の自由を守ることは大切だが死んでしまえばいいという言葉は不適切だ。元首相が街頭演説中に狙撃され死亡した事件を思い出した。
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新内閣の記念撮影時の映像。サイドから撮影した映像が斜めに傾けられていた。撮影時のアングルなのか編集の際の加工なのかわからないが、何を言いたいのだろうかと違和感を覚えた。
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静岡・伊東市の市議選当日の情報番組。生中継のインタビューで市長に市議選の結果予測や今後の市政について質問するのかと思いきやキャスターもスタジオゲストも卒業証書問題の非難に終始していて新しい情報を得られなかった。
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公正取引委員会がタレントと芸能事務所などの関係について指針を発表した。事務所から独立した際に番組への出演を妨害されたり芸名の変更を余儀なくされたりした例がこれまでいくつもあったがテレビ局は過去の事例を検証すべきではないだろうか。
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ニュース番組でたびたび見かけるが注目ニュースのランキングなどニュースに順位をつけることに何の意味があるのか。事件事故や災害のニュースには被害者がいる。被害者に対して失礼だし見ていて不快だ。
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熊被害のニュースが連日続くが目の前の現象を伝えるだけではなく、熊が棲む森の環境の変化や山里の現状について論じたり解説したりする番組を期待したい。
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小学生がオンラインカジノに手を染めていたという報道があった。社会全般にオンラインカジノの違法性に対する認識がまだ薄いと思う。オンラインカジノに対する注意喚起をテレビでもっとしてほしい。
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聴覚をはじめさまざまな障害に配慮したユニバーサル放送を一層広げてほしい。NHKは積極的に取り組んでいると感じるが民放もならって推進してほしいと思う。
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全国放送の番組であるのに東京中心に偏った内容になっていると感じることが多い。何の説明もなく「日比谷」「恵比寿」といった特定の地名を出したり「都心では」という言葉を使ったりして東京に住んでいる人に向けた放送のようだ。多様性という観点から地方にも配慮した番組作りを望みたい。
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明治生まれの日本人は4人だけになったという。そのうちの一人に密着した番組に感銘を受けた。意義ある企画だと思う。明治生まれの方が多く存命している時にこうした番組を見たかった。
青少年に関する意見
【「要望・提言」】
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女子高校生です。10月から放送予定の深夜アニメが男性教師と女子生徒の性的関係を扱っているようで、地上波テレビで放送されることに強い違和感があります。表現の自由は大切ですが、視聴者への影響を考えて、もう少し慎重に扱ってほしいです。
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テレビ番組で、著名なジャーナリストが(次期総理大臣になる人物を指して)「あんな奴は死んでしまえ、と言えばいい」と発言したのはいかがなものか。気にくわない友だちがクラス委員になったとしても、子どもに「死ねばいい」と言わせることはないだろう。倫理的に問題ある発言だと思う。
【「表現・演出」に関する意見】
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1970年代の人気バラエティー番組の復活版。人の頭を棒で何度も叩いたり、頭の上で水風船を破裂させたり、人に消火器を噴射したりと、いわば「いじめ」を笑いにしていた。公共の放送でいじめを助長するのは言語道断だ。
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バラエティー番組の罰ゲーム。仰向けにされたターゲットの芸人をほかの共演者が押さえつけ、ひとりがハイヒールのかかとを芸人の股間に押し当て、リアクションを笑いにしていた。集団のいじめに見えた。いじめを笑いにしないでほしい。
【「報道・情報」に関する意見
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私の学校の近くに観光地があり、通学時に取材のテレビクルーを見かけることがある。先日の校内放送で、取材を依頼されたら十分注意し、受ける場合は「顔出しNG」にすることなどを指導された。
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クマによる被害のニュースで、猟友会による発砲の様子が放送された。横で見ていた子どもに「クマさん、どうなったの?」と涙目で聞かれた。子どものとらえ方は大人と異なるので、クマへの発砲の様子は映像化しないでほしい。コメントだけで十分伝わると思う。


