2025年8月に視聴者から寄せられた意見
大学生の大麻事件や甲子園出場校の途中辞退の報道に対して多くの意見が寄せられました。
2025年8月にBPOに寄せられた意見の総数は、1,829件で、先月から1,503件減少しました。
意見のアクセス方法は、ウェブ 84.4% 電話 14.6% 郵便・FAX 1.0%
男女別は、男性51.1% 女性 26.7% 無回答 22.1%で、世代別では10代 1.0% 20代 8.6% 30代 19.8% 40代 22.1% 50代 17.4% 60代 11.7% 70歳以上 4.0%
視聴者意見のうち個別の番組や放送局に対するものは当該局へ個別に送付します。8月の個別送付先は36局で意見数は481件でした。放送全般に対する意見は164件でその中から13件を選び会員社すべてに送りました。
意見概要
番組に関する意見
大学生の大麻事件や甲子園出場校の途中辞退をめぐる報道に多くの意見が寄せられました。ラジオに関する意見は48件、CMについては45件でした。
青少年に関する意見
2025年8月中に青少年委員会に寄せられた意見は111件で、前月から47件増加しました。
今月は「報道・情報」が43件と最も多く、次いで「要望・提言」の33件、「表現・演出」の23件などが続きました。
意見抜粋
番組に関する意見
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大学生による大麻事件。違法行為ではあるが自宅からの連行や移送される姿を待ち構えて撮影し報道する必要が本当にあったのだろうか。デジタルタトゥーの恐れが叫ばれる時代に1度2度ではなく複数のニュース番組・情報番組で繰り返し顔出し映像が放送されている。大学生の社会復帰という観点での議論はあったのだろうか。
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大学生の大麻事件について、薬物依存には治療が有効だという観点からの報道があってもよかったのではないか。ニュースの中で治療の必要性を訴えたり依存症の相談窓口を紹介したりしてもよかったと思う。
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甲子園出場校が途中で出場辞退した問題。当該校に向けた誹謗中傷がSNS上にあふれていることを批判する報道が多かった。誹謗中傷は許しがたいことだからそれは当然だと思うが、一方で発端となった野球部内での暴力問題を追及する報道が少なかったことに違和感を覚えた。
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甲子園出場校の途中辞退問題。もし報道にあるように暴力問題があったとしたら暴力を受けた被害者側の生徒はどのような思いで当該校の試合結果などの報道を聞いたのだろうか。この件に限らずテレビはいじめや暴力をなくしていこうというアピールをしてもらいたいと思う。
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ネット上での誹謗中傷とメディアはよく口にするが、メディアの一部報道には誹謗中傷になっているのではないかと感じるものもある。報道が誹謗中傷とならないようなガイドラインを作ってはどうだろうか。
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猛暑の報道でエアコンを適切に使いましょうと呼びかけているがエアコンが無い家の人への呼びかけも行ってほしい。たとえば図書館など空調が効いている場所へ誘導するなど工夫をしてほしいと思う。また炎天下で働かなければならない人に向けてどのようにしたら熱中症を予防できるかなどの呼びかけを行ってほしいと思う。
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大雨のニュースで、読み上げている情報は現在のものなのに背景には半日前、1日前、あるいは何年も前の激しかった時の映像を使うことがよくある。今の情報を伝えるときには今の映像を使ってほしい。
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各社の世論調査に思うことがある。今の時代自宅で電話に出るのはリタイアした高齢者くらいではないか。若い現役世代は不在だろうし携帯電話でも知らない番号には出ないのではないか。調査に応じた人の年代別人数などのデータをもっと詳しく開示して調査結果が信頼できることを裏付けるべきだ。また特殊詐欺が横行する時代なのだから電話を使う調査手法についても考える時期ではないか。
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凶悪事件や詐欺被害の報道の中でSNSの弊害が強調されることが多い。SNS上で炎上という言葉もよく聞く。しかしSNSには誰もが思ったことを自由に発言できるというメリットもある。負の側面ばかりを報じるのではなくてより良い活用法を提案するような報道を期待したい。
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事件のニュースでナレーターが声色を作って容疑者を演じるのはやめてほしいと思う。また、まだ確定していないことをあたかも容疑者が認めたかのように断定調に伝えることも考え直してほしい。テレビは信頼して見ることができる媒体だから。
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未成年や未成年を想起させる人物の性的描写を禁止してほしい。子どもを性の対象とするかのような描写はそうした行為が許されるのだという誤ったイメージを青少年を含めた視聴者に植えつける可能性があると思う。
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最近AIの進化や能力が話題になることが多いが安全性、信頼性についての議論が進まないまま見切り発車しているような印象を受ける。ゲーム感覚でAIを利用することへの注意喚起やリテラシー向上のサポートをテレビに期待したい。
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民放各社が運営するニュースサイトは広告収入によって支えられているように見えるが独立性を守るという観点から新聞のように一部購読料のようなものを徴収することを考えてもよいのではないか。
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来年のWBCはテレビ放送では見られないという報道を見た。東京での試合すら見られないという。本当ならば大変残念だ。3月までに何とかテレビで放送できるようにしていただけないだろうか。
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10代、20代に番組の企画を募集するコンテストのようなものを開いたらいいと思う。YouTuberやインフルエンサー以外に放送作家も夢のある職業として認識されるようになるといいと思うし、若い人の感覚を取り込むことでテレビが新しくなると思う。
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同じ時間帯に同じようなニュース番組を放送しているが視聴者にとってメリットがあることだろうか。番組内での報道内容も各社ほとんど同じだ。せめて報道内容にバリエーションを持たせてほしいと思う。
青少年に関する意見
【「報道・情報」に関する意見】
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大学柔道部の男子部員2人が大麻所持などの容疑で逮捕されたニュースで、20歳部員を実名・顔出しで報じた。この容疑者には可塑性が十分ある。逮捕の映像はネット上で拡散されていて、この若者の将来にわたって人生の足かせになるだろう。こうした報道には違和感がある。
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子ども向けニュース解説番組。日本が戦争を始めた原因について「中国の資源や市場を独占したかったから」と説明した。戦争の原因には多面的な要因が存在するのに、このような単純化した説明を判断力が未熟な子どもに対して行うのは、偏った歴史認識を刷り込むことになりかねないだろう。
【「要望・提言」】
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今年は戦後80年で、テレビで戦争や原爆の特集などを見る機会が多い。子どもにとって戦争や原爆の資料や映像を見るのはとても残酷なことだ。しかし、大人たちや学校が同じことを繰り返さないことの大切さを教えたり説明したりしないと、若い世代には伝わらないと思う。
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バラエティー番組をめぐって「子どもが真似する」などの視聴者意見が多い。しかし規制だらけではさらにつまらない番組が増えるのは確実だ。むしろ多少不適切な表現があっても、それを保護者が一緒に見て「こういうのはよくないよね」と子どもとのコミュニケーションを図ることのほうが大切だと思う。
【「表現・演出」に関する意見】
- バラエティー番組で、流れるプールに背の低い後輩芸人を入れ、背の高い先輩芸人が説教中に高い波が押し寄せる企画があった。後輩は水を飲まされ溺れそうになっているように見えた。これは危険行為であり、いじめの構図にしか見えなかった。とても笑えるものではない。
【「推奨番組」に関する意見】
- 戦後80年の特集で、広島県のある島での毒ガス製造と貯蔵について扱い、実際に中国の戦地で使用され被害を出したことに触れた。取材を受けた関係者が「戦争は加害と被害の両面を知ることが大切」と話したのが印象に残った。テレビを通して、学校の教科書に載らないこうした歴史を知れば、「戦争をしてはならない」との思いにつながると思った。


